食道静脈瘤






 食道粘膜下の静脈叢が腫れて瘤を作る状態です。多くは肝硬変や慢性肝炎による門脈圧亢進のために生じます。この静脈瘤が破壊されるのが食道静脈瘤破壊で、大出血に伴いショック状態に陥ります。肝硬変患者の死因となる最も重要なものでもあります。

(注) 動・静脈血行が妨げられると、その部位の前後を連絡するような迂回路(吻合枝:ふんごうし)があれば、血行の障害が代償されます。このような循環経路を側副循環と言い、吻合枝を側副路と呼びます。肝硬変が生じると肝臓の通路が傷害され、門脈血の循環が停滞し、門脈の血圧が高くなります(門脈圧亢進)。このような場合、血流は肝臓を通らずに大動脈に入る抜け道(側副路)に流れ、静脈叢が拡張して、盛り上がって癌が形成されます。

1.食道炎

2.食道癌

3.食道憩室

4.食道静脈瘤

5.食道裂孔ヘルニア